2022年05月06日
Q:相続財産の調査をしていますが、預金通帳が見つかりません。司法書士の先生、どうしたらよいでしょうか。(西宮)
先日、西宮の病院に入院していた父が亡くなり、市内の葬儀場でお葬式を行いました。相続人は私と弟の二人になりますが、二人とも西宮から離れたところに住んでいます。現在は相続財産を調べるために実家で遺品整理を行っているのですが、父の退職金が入っているはずの銀行口座の預金通帳やカードが見つかりません。父は退職金には手を付けていないと生前に話していましたし、入院費用も別のところから工面しましたので、どこかにあるはずです。せめてどこの銀行か分かれば、相続に必要だと説明して調べてもらうこともできそうな気がしますが、どの銀行に問い合わせたら良いかすら分かりません。私たち家族が調べる方法はありますでしょうか?(西宮)
A:戸籍謄本(相続人の証明のため)を用意すれば、銀行から残高証明書を取り寄せることができます。
離れて暮らしているご家族が通帳などの情報すべてを把握しているとは限りませんので、亡くなったお父様がどこかにメモし情報をまとめている可能性もあります。まずはお父様が遺言や終活ノートを遺されていないかを確認しましょう。
遺品から通帳やキャッシュカードが見つからない場合でも、相続人は銀行に対して、故人の口座の有無または口座の残高証明や取引履歴などの情報開示を求めることができます。これらの請求をする際には、相続人であることを証明するための戸籍謄本の提出が求められますので、事前に準備しておきましょう。
遺品の中に銀行からの郵便物や粗品、カレンダーやタオルなどがある場合は、それを手がかりにその銀行に問い合わせてみるのも有効です。上記のようなものが全く見つからない場合は、自宅や会社近くの銀行に直接問い合わせます。
相続人や財産の調査等、相続には面倒や負担も多く、思うように手続きが進まず予想以上に時間がかかることもあります。ご自身での調査が難しい、またはご不安がある場合は、西宮相続遺言相談室に依頼し、経験豊富な相続の専門家に任せてみてはいかがでしょうか。戸籍の収集から財産調査、相続手続き全般について西宮にお住まいのみなさまをしっかりサポートさせていただきます。
相続についてご不安のある方は西宮相続遺言相談室の無料相談をぜひご利用ください。私どもは阪急西宮北口駅から徒歩3分のところに事務所を構えており、お気軽にご来所いただけます。司法書士が西宮のみなさまに寄り添い、相続や遺言書作成、生前対策に関して親身にサポートをさせていただきます。スタッフ一同お待ちしております。(西宮)
2022年04月01日
Q:相続手続きの際に必要な戸籍について司法書士の先生に教えていただきたいです。(西宮)
現在、西宮に住んでいる50代主婦です。半年ほど前から父は西宮市内にある病院で入院生活を送っておりましたが、先月亡くなりました。母は幼いころに既に他界したため、おそらく相続人は私一人だと思います。以前遺品整理を行っていた際に、父の名義で作られた通帳が出てきたため名義変更を行いたいと考えています。そのためには銀行に戸籍を提出しなくてはならないため役所へ戸籍を取りに行きたいのですが、どのような戸籍が必要なのかいま一つわかりません。そこで司法書士の先生に必要な戸籍について教えていただきたいです。(西宮)
A:お父様の出生から亡くなるまでの戸籍が必要となります。
この度は、西宮相続遺言相談センターまでお問い合わせいただきありがとうございます。
相続手続きを行う際には、以下の戸籍を準備しておきましょう。
・被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本
・相続人全員の現在の戸籍謄本
被相続人の出生から死亡までの戸籍には、お父様が誰との間に生まれたのか、兄弟は何人か、いつ結婚し、子供は何人いるかなどお父様の情報が全て記載されています。この戸籍を確認することにより、お父様が亡くなった時点でご相談者様以外に子供がいるのかなどが分かります。万が一養子がいた場合、ご相談者様以外にも相続人がいるということになりますので、必ずご確認ください。
戸籍を取る際は、役所へ請求しましょう。一般的に被相続人の最後の本籍地を管轄する役所へ請求することで戸籍を出してもらうことができます。請求する役所が遠方にあり、直接足を運ぶことが難しい場合でも、郵便で取り寄せることが可能です。詳細は各役所のホームページにてご確認ください。
西宮相続遺言相談センターでは西宮のみならず、周辺地域にお住まいの皆様から相続手続きに関するたくさんのご相談をいただいております。相続手続きは慣れない方にとっては複雑な内容となり、多くの時間を要する手続きになるかと思われます。
西宮相続遺言相談センターでは西宮の皆様のご相談に対し、最後まで丁寧に対応させていただきますので、安心してご相談ください。また、西宮相続遺言相談センターでは西宮の地域事情に詳しい相続手続きの専門家が、初回のご相談を無料にてお伺いしております。
西宮の皆様、ならびに西宮で相続手続きができる事務所をお探しの皆様にお目にかかれる日をスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
2022年03月01日
Q:母の再婚相手の遺産相続が発生しました。その人の相続人に該当するのかどうか、司法書士の先生にお伺いしたいです。(西宮)
遺産相続のことでお伺いしたいことがあります。
私が大学4年生の時に両親は離婚したのですが、5年ほど前に母から同じ職場の男性と再婚したという連絡がきました。母とその人が暮らしている西宮は自宅から遠かったこともあり、顔は知っているものの直接会ったことは一度もありません。
そんななか再婚相手の人が亡くなったという連絡が届き、西宮の自宅で行われた葬儀に家族のひとりとして参列しました。その時に母から遺産相続の話をされ、相続人として遺産相続に関する手続きを進めてほしいといわれて驚きました。
まさか自分が母の再婚相手の相続人になるとは思ってもみなかったですし、直接会ったこともない人の遺産相続に関わること自体に抵抗感があります。義理の父になるのかもしれませんが、私は本当にその人の相続人に該当するのでしょうか?(西宮)
A:再婚相手の方の遺産相続において子が相続人となるのは、養子縁組をしている場合に限ります。
被相続人の相続人に該当する者の順位と範囲が定められている民法によると、「実子・養子は不問」とされています。今回の遺産相続における被相続人はお母様の再婚相手の方ですので、ご相談者様は養子に該当するかと思います。
しかしながら成人している方が養子になる場合、養親と養子双方が自署・押印した養子縁組届を提出する必要があります。ご相談者様にそのような手続きをした覚えがなければ再婚相手の方の養子ではないため、当然ながらその方の相続人には該当しません。
相続人でない以上、法律行為である遺産相続の手続きを代わりに行うことはできませんので、お母様にその旨をお伝えしておきましょう。
仮にご相談者様が再婚相手の方の養子になっていたとしても、遺産相続に関わりたくないとお考えであれば「相続放棄」を選択することも可能です。相続放棄をすれば今回の遺産相続において最初から相続人ではなかったものとして扱われますので、ご検討の際は被相続人が亡くなったことを知った日から3か月以内に家庭裁判所で手続きを行ってください。
西宮相続遺言相談センターでは、西宮をはじめ西宮周辺の皆様の頼れる専門家として、遺産相続のみならず遺言書作成に関するお悩みやお困り事の解決を全力でサポートしております。
また、遺産相続に関する知識・経験ともに豊富な司法書士による無料相談を実施しておりますので、西宮をはじめ西宮周辺の皆様、相続が開始した際はぜひお気軽にご相談ください。
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